ピザ窯とパン窯の作り方の違い

スペースさえ確保する事ができれば、自宅で石窯を作る事は可能です。石窯があれば、美味しいパンやピザを焼く事ができます。そんな石窯には、パン窯とピザ窯が存在します。

パン窯とピザ窯の違いは、蓄熱性と断熱層の有無です。パンの場合、石窯の中で火を起こし、蓄熱槽に熱を溜め込んだ後、火を取り除き、窯の中にパン生地を入れて焼いてきます。蓄熱槽に蓄えられた熱でゆっくりと焼き上げていく事で、ふっくらと柔らかいパンに仕上がります。

この蓄熱効果は、パンだけでなくケーキを焼く時や、ローストをしたい時にも利用可能です。

それに対して、ピザというのは、直火で表面を一気に焼き上げていく為、高い蓄熱性は必要ありません。

蓄熱性が必要なパン窯の場合、蓄熱槽の外に断熱層をつけておく必要があるのに対し、蓄熱が必要のないピザ窯は断熱層をつけなくても作る事ができます。更に、パン窯には蓄熱性を高める為の扉がついていますが、ピザやく場合は窯に扉がついてなくても大丈夫という違いもあります。

パン窯を作る時に、蓄熱材が重要になってくる理由は、輻射熱の存在です。熱した石からは輻射熱が発生し、遠赤外線と同じ効果を発揮します。遠赤外線は、食材の中の水分を閉じ込めたまま調理をしていく効果があり、パンを焼くと外側はパリッと、内側はしっとりとした焼き上がりになります。その為、パン窯には耐熱性と蓄熱性がある耐火レンガと、その熱を閉じ込める断熱材の存在が欠かせません。

このパン窯が持つ遠赤外線効果は、パンを焼く時だけでなく、焼き芋やその他様々な料理を作る時にも有効です。